『サイレンベイ音声分析班』は、スマートフォンの専用アプリから流れる事件発生時の音声を全員で聴きながら、街中に仕掛けられた監視カメラの画像と大きな地図を頼りに音声を分析し、犯人の足取りを追って事件の真相解明を目指す犯罪捜査ゲームです。
新任の市長が市民の人気取りのために新設した〈サイレンベイ音声分析班〉。 街の至る所に仕掛けられた監視カメラの映像と、携帯電話や盗聴器の音声データを収集する通信傍受システムを駆使して犯罪捜査にあたる、この部署の新人捜査官として、皆で協力しながら全15の事件解決に挑みます。
全員で大きな地図を囲み、スマートフォンで専用アプリを開いたらゲームの準備は完了です。 今回挑みたい事件の資料をファイルから取り出して、内容を確認しましょう。
事件のあらましを確認したら、いよいよ捜査が始まります。 スマートフォンアプリの再生ボタンを押すと……
事件発生時の緊迫した音声が流れます。 音声のあとに提示される「犯人の隠れ家はどこ?」のような事件解決のための問いに答えるべく、全員で音声に耳をそば立てながら、犯人たちの会話やその背後から聞こえる街の音、走行中の車の音といったさまざまな音を分析して、「これ踏切の音だからきっとここの道を通っているはず」「子どもたちの声、ということは近くに学校があるこの付近?」といった具合に、大きな地図を辿りながら犯人の足取りを辿っていきます。
時には街中の監視カメラの画像が推理の助けになるかもしれません。
賑やかな音楽が聞こえる場所のカメラ画像をよく見ると移動販売車が写っていたり、ガラスのぶつかり合う音がする地点にテラス席のあるバーが写っていたり……。 さながら本物の捜査官のように、音声やカメラ画像からわかる限られた情報を細かく分析することが事件解決の鍵になるでしょう。
こうして犯人の足取りを突き止めたら、アプリ画面に現れる問いに答え、見事正解であれば事件解決です。
舞台となる街「サイレンベイ」は、電車やトラムが走り、ショッピングセンターや大学、さらには遊園地やスタジアムもある海辺の街。 新人捜査官として派遣されたばかりのころは街の様子がわからず戸惑うこともあるかもしれません。 そんな新人たちを助けてくれるのが、大きな地図と、この街のリーフレットです。
解決の糸口は、思わぬところに隠されているかもしれません。 手元の情報をくまなく精査し、数々の事件を解決していきましょう。
事件ファイルに収録されているのは、全部で15の事件。 誘拐された被害者の監禁場所を探し出す、違法薬物の売人の足取りを追う、要注意人物に仕掛けた盗聴器から犯行計画を暴く、など、場所も時間も犯人もさまざまな事件を解き明かしていきます。
一見すると関係ないようにも思えるこれらの事件。 この街でたくさんの犯罪が起こるのは偶然なのでしょうか?
最後に待ち受ける真相は、ぜひご自身の目と耳でお確かめください。
事件発生時の緊迫した音声記録を聴きつつ、皆で広い地図を見渡して、ああでもないこうでもないと相談をしながら仮説を組み立てていくのが楽しいゲームです。 はじめはこれだけの手掛かりで真相を解き明かすのは不可能なのではないか?とも思える難しさですが、遊んでいくうちに、「犬がいるのは〇〇通り!」「たしか東の川沿いにバーがあったはず…」と、舞台である架空の街「サイレンベイ」に詳しくなっていくことでしょう。 15の事件を解決した後に待ち受ける真相も必見です。
大人がじっくり楽しめるゲームとして、とてもおすすめです。
どうしても答えがわからない、行き詰まってしまった、というときは、この下の囲みのヒントをご確認ください。
文化の差:
サイレンベイは日本の街ではありません。文化や規則の違いが、街の音に違いをもたらす例もあるでしょう。あたりまえを疑い様々な可能性を考慮することで、新たに見えてくるものもあるかもしれません。
監視カメラの画像:
監視カメラで確認できるのは、事件が発生した時刻近辺のその場所の様子です。足取りを追っている犯人やその犯人の車などが写り込んでいる可能性は極めて低いということに気をつけましょう。