『キャプテン・リノ』は、ビルを崩さないように、折り曲げたカードを柱にして乗せ、手札から次の床を選んで重ねていきながら、手札を一早く無くすことを目指すゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、〈柱(壁)を立てる〉→〈手札の屋根カードを重ねる〉をくり返していきます。
まず、〈柱を立てる〉では、それまでに築かれたビルのてっぺんに、用意された壁カードを折り曲げて立てます。 立てる柱は、てっぺんのカードに描かれた形のとおりに置かなければなりません。
この、柱を置くときのわずかな「位置のズレ」によって、一見まっすぐ立っているように見えるビルも、少しずつ、バランスが微妙に変化していきます。
そして、〈手札の屋根カードを重ねる〉では、その柱の上に、手札から1枚選んだカードをそっと重ねます。
これをくり返していき、ビルを倒さないようにしつつ、いち早く手札を無くすことを目指します。
ほとんどのカードには、さまざまな特別な印が付けられています。 これらの印の種類に応じて、重ねられたときに特別な効能が発揮され、手札枚数の増減が発生します。
例えば、〈次の人に山札から1枚引かせる〉や〈順番の方向転換を行なう〉、〈連続してもう1枚出せる〉といった具合です。 うまく使いこなして、ライバルになるべく手札を減らさせないようにしていきましょう!
さらに、ビルのバランスを変えてしまう恐ろしい“リノカード”があります。
このリノカードが重ねられると、次の番の人は、下の階からサイのヒーロー「キャプテン・リノ」のコマを取ってきて、このリノカードの上に立たせる、という試練に挑まねばなりません。
高く積み上がっていくビルは、縦にまっすぐ揃って伸びていくため、一見すると安定しているように見えますが、カードを重ねたり、リノを移動させることで、実はその傾きがあっちへこっちへと、わずかに変化していきます。
もしビルを崩してしまうと、自分は負け確定。そして、手札枚数がいちばん少ない人が勝ちとなってしまいます。 リノを移動させるときには慎重に。
こうしてゲームを続けていき、手札をすべて無くすか、誰かがビルを崩したときに手札がもっとも少ない人の勝ちです。
慣れれば1メートル以上の高さに積み上がり、重ねるときにドキドキしたり、リノカードなどの特殊カードの効能によってライバルにいじわるしたりと、たいへん盛り上がります。 低いときには何とも思わなかったリノのコマが、ビルが高くなるにつれ、かなりの影響力を持つことに気付くでしょう。
手軽に楽しめる、子供から大人まで幅広い年齢向けとして超おすすめのゲームです。