

16世紀後半、イヴァン雷帝は戦勝記念の大聖堂建立を命じました。各自は建築家となって聖ワシリイ大聖堂の建設に携わり、皇帝の寵愛獲得を競います。
開始時
市場ボードが中央に置かれ、8つの区画に市場チップが配置されています。各自には個人ボードと得点マーカー、4種類の職人ギルドを示す影響力カードが配られています。共有の建材置き場には木材、レンガ、石材、金の建材コマが種類別に分けて置かれ、大聖堂カードが複数枚表向きで並んでいます。
基本的な流れ
手番では3つの基本アクション「建築場所の確保」「大聖堂の建築」「財物の獲得」から1つを選択して実行します。各自はサイコロの移動によって工房タイルを起動させ、そこから建材を受け取ったり、影響力カードを活用したりしながら大聖堂の建設を進めます。
建築場所の確保
自分の個人ボードから任意の旗を1つ手に取り、場に並ぶ大聖堂カードから1枚を選んで旗を置きます。これにより、その大聖堂カードの建築権を確保し、以降はそのカードに描かれた建材を集めて建築を進められます。
財物の獲得
市場ボード上でサイコロを1個選択し、時計回りまたは反時計回りの方向に移動させます。サイコロが移動を終えた区画で、そのサイコロの色と同じ色の工房タイルが起動します。起動したタイルに描かれた建材を建材置き場から受け取り、さらにその区画の市場アクションも実行できます。
大聖堂の建築
自分が確保した大聖堂カードに必要な建材を支払って建築を進めます。建材は建築と装飾の両方に使用でき、装飾に関しては制限があります。完成した大聖堂カードは裏返して完成済みの面にし、カードに書かれた評価点とルーブルを獲得します。
装飾システム
完成済みの大聖堂カードには、入口、階層、ドーム屋根、十字架の4つの部位に装飾を施せます。装飾を置くには対応する建材をストックに支払う必要があり、さらに宝石を追加で支払うことで名声点も同時に獲得できます。
ゲームの終了
誰かが6枚目の大聖堂カードを完成させると追加で3名声点を獲得し、全員が最後の手番を1回ずつ実行してゲーム終了です。名声点トラックの位置と装飾品の数、貢献度に応じた追加点を合計して最も多くの名声点を獲得した人が勝ちです。