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プレイズ
ただただ勝てばいい…わけじゃないカードバトル

著者アイコン小野法師丸
投稿日: 2025年4月22日
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人間に潜む善悪の葛藤を描いた小説「ジキル博士とハイド氏」。「ジキルvsハイド」はこの小説をモチーフにした2人用ゲームです。

プレイヤーはジキルとハイドに分かれ、カードを1枚ずつ出す勝負を繰り返していきます。この戦いの仕組みがまさに「葛藤」で面白いんです。

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ゲームは全3ラウンド。各ラウンドの準備では上のような構成のカードから10枚ずつ配ります。

さて、バトル開始。先手の相手が「赤の6」を出してきました。

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自分も1枚カードを出しますが、「先手と同色があれば必ず出す」というルールがあります。そのためここでは「赤の3」を出すしかないわけです。

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「6vs3」で相手の勝ち。勝ったプレイヤーが次の勝負も先手となります。

ここで相手が出してきたのは「赤の5」

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今回は手札に同色なしなのでどれを出してもオッケー。ここは「緑の2」を出すとしましょう。

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数では「5vs2」ですが、各ラウンドでの勝負中「あとから出た色が強い」というルールがあります。色の強弱が優先判定なので、緑が勝ち。となるわけです。

ただこのゲーム、勝てばいいってわけじゃないんです……。

ともあれ勝負を続け、10回終わったら1ラウンド終了。この時点で2人の勝数を比べます。

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今回は「7勝vs3勝」だったとします。勝数の差は4。場にはボードとコマがあり、差の分だけコマが進みます。こうした10回勝負を3ラウンドおこない、10マス目到達でハイドの勝ち、至らなければジキルの勝ちです。

つまり、ハイドは勝数の差が大きいほどよく、勝ちまくりor負けまくりを目指します。10勝や0勝ができたら、そのラウンド一発で勝ちです。

反対にジキルは差を少なくすることを目指します。5勝同士ならコマは進まず、最高の結果となります。

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「不均衡を好む悪のハイド」「均衡を求める善のジキル」が象徴されたルール。勝ちたいか負けたいか、状況の変化がまさに「葛藤」です。

さて、再びカードを10枚ずつ配って2ラウンド目。

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カードは全25枚、配るのは10枚ずつ。残りの5枚は登場しません。相手の手札はある程度読めるけど完全ではない…という状況が読み合いの深みを増します。

また、ラウンド開始前にはラウンド番号と同じ枚数を相手と交換します。2ラウンド目なら2枚交換。今回の勝敗調整を見極め、出すカードを選びましょう。交換でお互いが少し透けて見え、読み合いの奥行きが広がります。

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先行きを見通すのは複雑で、序盤はあいまいな読みで勝負となるかもしれません。しかし、進むにつれて読みが明確となり「だよね、そうなるよね、フフ、計画通り!」となったときは爽快です。

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もちろん相手にそうされることもあって、「しまった!そうか!」と後悔するのも読み合いの面白さです。

緻密に手を読んで戦略を立てつつ、思惑が交差して意外なドラマが起きるのも盛り上がります。カード出しのルールをくぐり抜け、思惑を通す快感を味わえるのがおすすめポイント。ラウンド終了時には、「あのときこう読んだんだよ!」「それは見落としてたなー」など自然と話が弾むのも楽しいゲームです。

著者:
著者アイコン小野法師丸
埼玉・新三郷のボードゲーム店「さいころテーブル」の店主。ご家族連れも多い店なのでお子さん向けのゲームもよく遊びますが、大人でワイワイおしゃべりが盛り上がったり、じっくり戦略的に考えたりするゲームも大好きです。
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このプレイズでの紹介ゲーム

大人でじっくり
 数札勝負で均衡か不均衡を目指す
の内容
パッケージ:ジキルvsハイド
2
30
14
3
2
2,420

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