

各自は民間旅客機の機長と副操縦士となり、互いへの信頼を胸に力を合わせて、世界中の空港への着陸を成し遂げます。
開始時
コントロールパネルが2人の間に置かれ、青色の部分を担う機長とオレンジ色の部分を担う副操縦士が隣り合って座ります。速度計には空気力学マーカーが、進入トラックには飛行機コマが配置されています。高度は6000フィートから始まり、各自は自分の色のダイス4個を持ちます。
戦術相談とダイス配置
ラウンド開始時、2人は戦術について話し合います。「あの飛行機コマを取り除かなくては」「2マス分先に進むことを優先しましょう」といった相談が行なわれます。ただし、ダイスの目について話すことは禁止されています。話し合いが終わったら、各自がついたての内側で4個のダイスを振り、ここから無言の時間が始まります。
手番では、ついたての内側からダイスを1個だけ選び、コントロールパネルの空きマスに配置します。機長は青のマス、副操縦士はオレンジのマスにしか配置できません。マスには数値の制約もあり、指定された目のダイスしか置けません。
必須と選択のアクション
傾度とエンジンは必須アクションで、毎ラウンド必ず両者が1個ずつダイスを配置します。傾度では両者の値の差だけ機体が傾き、差が大きすぎると回転して即座に負けです。エンジンでは両者の合計値と空気力学マーカーの位置を比較し、進入トラックを0〜2マス進めます。
無線では、ダイスの目の数だけ先のマスから飛行機コマを取り除きます。着陸装置やフラップを展開すると、対応するスイッチが緑のランプを見せ、空気力学マーカーが動いて速度への影響が変化します。集中マスではコーヒーコマを獲得し、これを使ってダイスの目を±1できます。最終ラウンドでは、ブレーキの強さが速度を上回る必要があります。
ゲーム終了と勝利
7ラウンド目で高度が0になり、かつ空港に到着したとき、すべての飛行機コマが取り除かれ、すべてのフラップと着陸装置のランプが緑になっており、機体が水平で、速度がブレーキ力を下回っていれば、無事に着陸成功で勝ちです。
上級ルール
基本ゲームをマスターしたら、『フライトログ』冊子に含まれる世界各地の空港への挑戦や、追加の特殊モジュールを使った上級ルールで遊べます。