突然ですが皆さんは、「人狼ゲーム」をご存知ですか?
参加者全員が一つの村に住む「村人」となり、その中に紛れ込んだ恐ろしい「人狼」を見つけ出すために議論をし、投票で村から追放する人を決め、人狼の全滅を目指すゲームです。
日本でも人気を博し、やったことはなくても聞いたことくらいはある方は多いでしょう。
しかし、人狼ゲームのような、全員の中に紛れ込んだ嘘つきや裏切り者を見つけ出す「正体隠匿」と呼ばれるジャンルのゲームは、自身の正体を隠すために嘘をつかねばならなかったり、議論の中で他人の発現の僅かな矛盾を見つけねばならなかったり、なかなかハードルが高いもの。
興味はあるけど、なんだか怖いかも……
議論で何を話せばいいか分からなくなっちゃう!
遊ぶ人数が足りなくて……
なんて方もいるのではないでしょうか。
この『目撃者たちの夜』は、そんな「人狼ゲームに興味があるけど苦手」という方でも楽しめる、素晴らしい正体隠匿ゲームです!
(もちろん、人狼ゲームが大好きな人も楽しめますよ!)
「人狼ゲーム」などの正体隠匿系のゲームは、全体の中に紛れ込んだ少数派を見つけ出すという性質上、最小人数が多くなりがちです。
しかし『目撃者たちの夜』は最低3人から遊べます!人を大勢集めるのが大変、という人でも遊びやすいのは素敵ですよね。
そしてプレイ時間も、10分ほどで決着がつきます。
何より嬉しいポイントは、進行役不要で全員がゲームに参加できること!
誰かが司会役としてゲームを進める必要も、全員で目を瞑ってその間にこっそり何かをする……といった手続きの手間も不要で、気軽に楽しめるのが魅力です。
さて、このゲームの最大の特徴は、各自の役割の決め方にあります。
ランダムに配られて決まるのではなく、常に2つの選択肢から好きな方を自分で選べるのです。
つまり、もしも「殺人鬼」として皆を欺いて立ち回るなんて、ちょっと不安だ!と思ったら……もう1枚の「客人」を選べば良いのです。
このゲームには皆に正体を探られる「殺人鬼」のほかにも、様々な能力を持った役割が存在します。2つの選択肢から、自分のやりたいもの、避けたいものに合わせて選べるのは、慣れていない人でも安心なポイントです。
そして2つ目の安心ポイントも、この「2つの役割から1つ選ぶ」仕組みが深く関わっています。
「人狼ゲーム」では、何かしらの能力がある役職の人は、自分の能力で得た情報をもとに議論に参加しやすいですが、一方で何の能力も持たない「村人」は、何の情報も持たないため、慣れていないと「なんとなくあの人の挙動が怪しい」くらいしか言えることがなく、議論にどう参加すればいいか分からなくなってしまうことも。
しかし、この『目撃者たちの夜』は違います。
誰もが2つの役割から1つを選び、そして選ばなかった方は、別の誰かに渡されます。つまり誰もが、「自分以外の1人が受け取った役割候補の片方が何か」という情報を持っているのです!
これが、「殺人鬼」の居場所を探るには欠かせない情報。そのため、誰もが自然と議論に参加できるのです。
皆が自分の持っている情報を出し合うと、あら不思議。
「あの人に「殺人鬼」を渡しました!」
「いいや、来たのは「客人」でしたよ!」
食い違う証言が……!
ということは、どちらかは嘘をついているはず。こっちの人が嘘をついているとしたら、あの人のカードは客人だから……と、1つずつ論理立てて考えれば、自然と推理の道筋が見えてくるはず。
この、誰もが議論に参加できるところが、『目撃者たちの夜』の遊びやすさの1つです。
嘘をついている人が2択に絞れてしまうなんて、それじゃあ推理が簡単すぎる?
この手のゲームを遊び尽くした熟練の方は、ここまで読んでそう感じたかもしれません。
ですがもちろん、このゲームは正体隠匿に慣れていない方だけでなく、熟練の猛者でもしっかり遊びごたえを感じられる仕組みがあります!
それは、細かく分かれたレベル設定。
遊ぶ人数や熟練度に合わせて、様々な役割や追加ルールを入れて遊ぶことで、推理の難易度は変動します。
たとえば、「爆弾魔」。
「殺人鬼」とは逆に、投票でボイラー室に送ってしまうと一人勝ちされてしまうので、怪しい人がいても「本当にこいつに投票していいのか……?」と悩むことに。
「執事」は、ゲームに加わると新しいルールが追加されます。
事前に屋敷から帰った客、つまりゲームから除外された役割が出てくるのです。強力な能力を持つ役割が不在だと、推理や投票が一気に難航することも。登場人物が変化することでゲームの展開も変わり、毎回新鮮な体験が楽しめます。
短時間で遊びやすく、初めての人からこの手のゲームが大好きな人まで満足できる、『目撃者たちの夜』。
正体隠匿系のゲームの中でもお気に入りのイチオシです。ぜひ遊んでみてください。
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