5番テーブルさん“ズールヤンヤン”ご注文! お前は何を言っているんだ?
アプリから流れる「料理名」を聞き取り、それを仲間の料理人に伝える伝言ゲームが、こちらで紹介する「ビストロ・コスモポリート」です。
国際色豊かなレストランでは、世界各国の料理名が飛び交います。できるだけ正確に聞き取り、お客様にすばやく料理を提供するのが、このゲームのミッションです。
このゲームは、専用アプリが必要になります。
注文は「給仕」役が1人で聞くことになるので、イヤホンも用意しておきましょう。
この専用アプリでは、料理名を聞いたり、お客様に料理を提供したりするときに、画面を何度もタップします。このゲームも、スマートフォンよりタブレットにアプリを入れるのがおすすめです。
このゲームのプレイ人数は4~8名。参加者は3種類の役職に分かれますが、「給仕」と「支配人」は各1名ずつで、残りは全員「料理人」になります。
「給仕」は、アプリを操作して、お客様の注文を聞き取り、他のメンバーに伝えます。また、各テーブルに料理の提供として「食材」と「言語」をアプリに入力する役も担います。
「支配人」は、各テーブルのお客様が何を注文したか、それを取りまとめる役です。セットの中にあるえんぴつと用紙を使ってメモを取ります。「給仕」へカードを渡すには、必ずこの「支配人」を経由しなくてはなりません。
「料理人」は、「給仕」から言われた料理名をヒントに、メニューカードから該当する料理を見つけます。
メニューカードには、裏に地域名、表に言語名と6種類の料理名、それに必要な食材が書かれています。
給仕から伝えられる料理名は、馴染みのないものがネイティブで発音されているので、正しく聞き取れているとは限りません。「“ラーポンメンサンナー”ってなんだよ!?」と悲鳴を上げながら、必死にそれっぽい料理を探すのが「料理人」の役割です。
どうにか見つけたら、食材カードとセットにして「支配人」にメニューカードを渡します。「支配人」はメモを頼りに「給仕」へ2枚のカードを渡し、アプリで料理を提供…という流れになります。
「給仕」は聞き取り力、「支配人」は仕切る力、そして「料理人」はお目当てのものを見つける捜索力が求められます。初めてのプレイは、それぞれ得意な人が役職を担うと良いでしょう。
「給仕」は得難いプレイ体験を得られるので、慣れてきたら役職を入れ替えてみてください!
ここからは、筆者も混じった実際のプレイの様子をお届けします。
プレイ開始時に難易度のレベルを選べるのですが、初プレイのメンバーがほとんどなので、1からスタート。給仕するテーブルの数は6つです。難易度が上がると、席が増設されて料理を提供するお客様の人数が増えます。
下向き矢印のお客様をタップすると、料理名がアプリから流れます。赤い矢印は一度、聞いてから別の注文を取ったお客様で、聞き直すとペナルティを食らいます。
現実でも、しばらく経ってから料理名を聞き直されると「えっ!まだ料理してないの?」ってなりますよね。お客様を怒らせないためにも、支配人はしっかりメモを取るように!!
「ラホッピサップ」「ヒェルシェルマカコフ」など、日本で暮らしていると、まず聞くことのない料理名が給仕から告げられます。本当にそんな料理あるのか??
突然、給仕が膝から崩れ落ちました。
「サ…サバの味噌煮!」。
そう、このゲームのメニューには日本料理や韓国料理が混ざっているのです。
なんというラッキー!これで勝つる!!
そんな感じで、料理名を確定させて食材を選んだら、支配人経由で給仕にそれを渡します。テーブルをタップすると、食材と言語名の入力画面になります。
正しく料理が提供できれば得点をもらえます。基本は10点ですが、前述の聞き直しをしたり、お客様から地域名のヒントをもらったりすると3点ずつマイナスされます。
料理の提供時間はわずか6分。6テーブルだと、1料理につき1分で提供しないと間に合いません! 思った以上に忙しいぞこれ!
終了後に成績が表示されます。今回は37点しか取れませんでした。難易度ごとに目標点数があり、それをクリアすると、より難しいレベルが解放されていきます。
最後に回答が表示され、正しい料理名、食材、獲得できた点などを確認できます。これを見ながら「ここはよくわかったよね」「ぜんぜん違う料理名だった!?」と、感想を言い合うのも、このゲームの楽しみ方の1つです。
ゲームに慣れてきたころに、給仕するお客様の数が増え、さらに追加カードでメニューや食材が加わったりします。他では得られない斬新なプレイ体験と、飽きさせないゲーム性。多人数で盛り上がることまちがいなしです!
購入すると、この評価に応じた
報酬が執筆者に発生します。
