『魔法の国のドラゴン』は、パズルを組み上げて物語の舞台を完成させた上で、その絵柄の中から、指定のアイテムやキャラクターが描かれたピースを探してめくり、裏面に記された物語を読み進める、まったく新しい「よむパズル」ゲームです。
大冒険のすえに手に入れた たまごから生まれた、いたずらっこの赤ちゃんドラゴン。今朝早くにどこかにでかけたきり、ちっとも帰ってきません。いったいどこにいってしまったのでしょうか?
まずはジグソーパズルを組み立てます。
42ピースの大ぶりのピースを繋ぎ合わせれば、さまざまな住人や動物、気になる建物がいっぱいの冒険の舞台ができあがり。
この中のどこに赤ちゃんドラゴンがいるのでしょうか?
舞台が完成したら、いよいよ物語の始まりです。
戦士/魔法使い/忍びネコの3種類からキャラクターを選んで、箱側面、そしてパズルのピースへと繋がる物語を読み進めます。
読み進めるなかで「メガネを見つけよう」「兵士に話を聞いてみよう」といった具合に、次にやるべきことが提示されたら、その通りにメガネや兵士を絵の中から探し、それが描かれたパズルピースを取り外してめくってみましょう。
こうして、見つけたもので困りごとを解決したり、出会った人から新しい話を聞いたりすることで物語が進んでいきます。
ときには、「火を消すのに使えそうなものはないでしょうか?」「足跡を辿ってみましょう」のように、何が必要なのか、次はどこへ行くべきかを自分で考えなければならないこともあり、子供たちの発想力や集中力を養ってくれる仕掛けが施されています。
人を探したり、物を探したりして、次のピースを見つけてめくったら、さっき読んだピースは箱の中に戻していきます。
完成したパズルの中から探し物をして、めくって、箱に戻す、を繰り返すことで、自然にパズルが箱にしまわれていき、お話の最後には全部ピッタリ片付きます。ゲームを広げて遊ぶのは楽しいけれど、なかなかお片付けが習慣化しないというお悩み解決の一助となるかもしれません。
見た目はジグソーパズルですが、組み立てて終わりではなく、組み立て終わってからが本番の「冒険物語」です。じっくり探したり、ちょっとした推理に挑戦したりして読み進めていくうちに、自然と読解力や集中力が育まれます。
また、楽しんでいるうちに「お片付け」が習慣化される仕組みも子供たちと遊ぶゲームならではの嬉しいポイント。
主人公を変えるとストーリー展開が変わるため、飽きずに何度も挑戦できるようになっています。
じっくり楽しめる子供向けとして超おすすめな、新感覚の「よむパズルゲーム」です。