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 テンプルコード

'('プレイズ')'概要とおすすめポイント

著者アイコンすごろくや
投稿日: 2025年3月11日

『テンプルコード』は、共通の場に並ぶ、印付きのカードを奪い合っては検証をくり返し、〈完全一致〉〈部分一致〉の手掛かりを積み重ね、各自に与えられた「自分だけが知らない3つの印の並び順」を誰よりも早く導くことを目指すゲームです。

3つの印を類推

自分だけ表側が見えないように置かれた〈解読対象〉のカードに記された3つの印が、7種類の印のうち「どの3つがどのような並びになっているのか」をいち早く当てるべく、1人ずつ時計回りの順で、場から〈手掛かり〉のカードを選び取って情報収集をくり返していきます。

自分の番で選べるのは、場に並んでいるカードのうち、目の前にある2枚以外のどれか1枚。
その選び取った1枚を裏返し、〈解読対象〉カードの裏側上部に繋げるようにすると、青い矢印の下に、「青い丸」や「赤い三角」が現れることがあります。

青い丸1個と赤い三角1個
青い丸1個と赤い三角1個

この青い丸と赤い三角は、〈解読対象〉カードと選び取った〈手掛かり〉の1枚、それぞれに描かれた印3つの一致度合いを示します。

  • 青い丸の個数は、同じ印がまったく同じ位置にある個数

  • 赤い三角の個数は、同じ印があるが位置が異なる個数

つまり、上の写真の例では「位置も種類も同じ〈完全一致〉の印が1つあり、位置は違うが種類は同じ〈部分一致〉の印が1つある」ことがわかるのです。

このような〈完全一致〉〈部分一致〉の情報を積み重ね、「完全一致と部分一致どちらもゼロ個ということは今回の手掛かりの3つの印は含まれない」「さっきのカードで部分一致が出たのにこっちのカードでは出ないということは、この印は違う」といった具合に3つの印の並びを推測していきます。

こうして、3つの印がわかった!と思ったら表側を確認して答え合わせ。

正解でも不正解でも新しい〈解読対象〉カードを補充し、誰か1人が2回、正解したらゲーム終了です。

賢くカードを選び取る

いち早く正解を導くためには、効率的に手掛かりを集めなければなりません。
いまわかっている情報を手元のメモに書き込みながら、必要な情報が得られそうな組み合わせのカードを場から選び取っていきます。

メモ
メモ

さらに、自分の番でカードを1枚を選び取ったら、残った1枚はそのカードの前に座っている人に使われてしまうので、一緒にテーブルを囲む他の人の状況を注視することも重要です。
常に自分以外の全員の表側は見えている状態なので、どのカードがその人にとって重要なヒントになるのかを慎重に見極め、カードを選び取っていきましょう。

ここがオススメ:

断片的な情報から「正しい並び」をいち早く割り出すために、効率的に検証を重ねる論理思考の醍醐味と、共通の場から手掛かりとなるカードを選び取るにあたって、ライバルに渡したくないものはどれかを考え、お互いを出し抜く駆け引きの妙が楽しめます。

2022年に発売した、穴あきカードで3桁の特性を探る高難度論理分析ゲーム『チューリングマシン』の作者による新作で、小学校高学年くらいからじっくり楽しめるゲームとしておすすめです。

著者:
製造や流通、自社製品の制作、お店や通...

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