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 パリの屋根

'('プレイズ')'概要とおすすめポイント

著者アイコンすごろくや
投稿日: 2025年2月3日

『パリの屋根』は、パリの街で暗躍する怪盗として、めくればめくるほどたくさん財宝をせしめられる誘惑と、欲張りすぎて捜査官に捕まってしまうリスクを天秤にかけながらカードめくりの止め時をはかり、互いの状況に目を光らせつつ、財宝コレクションを充実させることを目指すゲームです。

宵闇に包まれた、パリの街。
豪奢なアパルトマンの屋根から屋根へ飛び移り、数々の財宝を盗み出す怪盗として、盗みの腕を競い合います。

カードめくり

1人ずつ順番に、自分の番がきたら、様々な種類の財宝が眠るカードの山から、1枚めくってはボードに並べ、まためくり…を好きなだけ繰り返します。

並べたカード列の下には、「ここでめくるのを止めます!」を宣言した時に獲得できる枚数が書いてあり、めくればめくるほど、一度にたくさんのカードを獲得できます。
集めたカードが得点源になるため、欲張ってどんどんめくりたい所ですが、めくった札に〈捜査官〉のマークがついていたら、怪盗を捕まえようと執念を燃やす捜査官マーカーがカードに記された矢印の歩数分だけ迫ってきます。

この捜査官マーカーが並べたカードの上に乗ってしまうと、残念!

今回の盗みは失敗で、1枚もカードを獲得することなく、手番終了です。
そうなる前に「止めます!」を宣言できるよう、捜査官の動きを注視しつつ、リスクと報酬を天秤にかけてカードめくりの止め時を見極めていきましょう。

カードの獲得

無事に捜査官に捕まることなくカードめくりを終えたら、めくった枚数に応じて、好きなカードを選んで獲得します。
こうして集めたカードは、ゲーム終了時、色ごとに枚数を比べて最多の人から順に得点が得られるため、どの色狙うかが勝負の鍵を握ります。

また、自分が獲得しなかったカードについては獲得権が他の人たちに移ってしまうので、お互いの手元の状況を睨みながら、他の人にとっておいしい状況にならないよう慎重にカードを選びましょう。

ベルのマークに要注意

カードには、捜査官マーカーの他にもいくつかの特別なマークが描かれていることがあります。
追加得点をもたらすマーク、引き分け時に有利に働くマーク、追加でカードを獲得できるマークなど、勝負の役に立つものもありますが、〈ベル〉のマークには注意が必要です。

もし、ベルが描かれた同じ色のカードを3枚集めてしまったら、即座にその色のカードを全て捨て札にしなくてはなりません。

なるべく集めたくないベルのマークですが、獲得権が巡ってきた時に、もしボード上にそれしかなければ必ず引き取らなければなりません。
何枚カードをめくるべきか?どのカードを選ぶべきか?うまく状況をコントロールして、ライバルたちにベルを押し付けることで、一気に大逆転の道も開かれるかもしれません。

ここがオススメ

山からカードをめくるたびに手番終了のリスクが高まりますが、一度にもらえるカードの枚数も増えていくため、もっと欲しい…まだいけるか…とギリギリを攻める悩ましさと緊張感が楽しいゲームです。

また、「自分が確保しなかったカードは他のみんなに分配される」というルールによって、互いの手元の状況を睨みながら取捨選択をする駆け引きが白熱します。

金色の箔押しがあしらわれた美しい箱にぎっしり入った内容物のデザイン性の高さも嬉しいポイント。

大人がじっくり楽しめる悩ましさと比較的短時間で駆け引きの面白みを存分に味わえる、大人向けとしておすすめのゲームです。

著者:
製造や流通、自社製品の制作、お店や通...

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