『ウィスパーズ:名門大学に忍び寄る闇』は、全8章の事件捜査に挑むべく、各自が断片的に知る手掛かりを隣の人と耳打ちで密かに伝え合いますが、「聞いたことをすべて」伝えなければならないため、どうしてもどこかが欠けて大混乱する協力型のゲームです。
全員、秘密組織の潜入捜査官として協力しながら、スイスの名門大学を舞台に巻き起こる事件の解決を目指します。
各自に、「ある時刻での目撃情報」や「容疑者1人の着衣の特徴」といった断片的な情報が割り当てられます。この4人分の情報を全て集めれば、必ず真相を解明できるはずですが、4人は大学に潜入捜査中。大きな声で話し合うわけにはいきません。
そこで〈耳打ち〉の出番です。
各自が得た情報を隣の人にだけ聞こえるように、こそこそっと耳打ちで伝えていきます。
その情報を元に、聞き役だった人がさらにその隣の人に聞き取った情報と自分の情報を伝えて……を繰り返し、全員分の情報を集めたいのですが、1回目、2回目、3回目…と耳打ちを繰り返すうちに、全員の情報が集まり、伝えなければならない情報量が雪だるま式に増えていきます。
「私が得た情報は、"4時に公園にいたのは男性"です、Aさんによると、"Mr.ブラウンと入れ替わりでMs.ホワイトが公園に行きました"。それからBさんから聞いた情報は、"5時に公園に…誰がいたんだっけ……!」といった具合に、聞き取った情報を正しく伝えようと奮闘するも、情報の一部が入れ替わってしまったり、抜け落ちてしまったりして、過不足なく正しく伝達するのは一筋縄にはいきません。
この混乱の中、なんとか真相にたどり着くには、情報の整理が必要不可欠。合計4回の耳打ちを終えたら、集まった情報を紙に書いて整理していきます。
改めて整理してみると、「同時刻に別の場所で同じ人の目撃情報がある」のような矛盾点から、どちらかの情報が間違っているということを推測できたり、抜け落ちている部分を他の情報から補完できたりするかもしれません。
こうして1人1人、情報整理をしたら、いよいよ真相解明です。
ここで初めて明かされる「公園に最初に来たのは誰ですか?」「被害者の死亡推定時刻である午後6時に公園にいたのは誰ですか?」のような、真相解明につながる質問へ各自で回答していき、推理が合っていたか答え合わせをします。
果たして、チーム全員が正しい真相にたどり着けるでしょうか?
本作には、難易度の異なる8つの事件が収録されています。
大学内で起きた不可解な殺人事件を皮切りに、次々に巻き起こる悲劇に立ち向かいながら「名門大学に忍び寄る闇」の正体を暴いていく緊迫感のある物語も魅力の一つです。
断片的な手掛かりを、お互いに耳打ち(=こそこそ話)で伝え合うも、情報量が雪だるま式に増え、どうしてもうまくいかずなんだっけ…!と大混乱する面白さが魅力です。
収録されている事件は本格的な刑事ドラマ風味で、薄暗い緊迫感がたっぷり。
大人同士みんなで頭を抱えて大笑いできる、気軽に楽しいゲームとして超おすすめです。
『ウィスパーズ:名門大学に忍び寄る闇』と同じ遊び方で、1話で完結する「耳打ち捜査」を味わえる体験版を無料で配布しています。
付き合いのあるボードゲーム出版社で開催される新作体験会に招かれた、ゲーム好きの潜入捜査官たち。
しかし、そこでもちょっとした事件に巻き込まれてしまいます。果たして4人は無事に事件を解決し、予定どおり新作を遊べるのでしょうか……!
仲間を集めて、ぜひ挑戦してみてください。
【注意】
数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。
体験版自体は無料ですが、他の商品と同じく送料がかかりますのでご注意ください。