『ピーズ(PEAS)』は、最終的に端から順番に勝敗判定が行なわれることを念頭に、得点の分布と色縛りの制約を有利に働かせるためには10枚の手札をどこに割り当てるべきか検討していく、2人用の対戦ゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、お互いの間に1列に並んだ10枚のお豆カードへ自分の手札を1枚ずつ割り当てていきます。
お互いが全ての手札を割り当てたら、お豆の端、ヘタがある位置から順番に勝敗判定をしていきます。
それぞれのお豆カードに割り当てられたカードのうちどちらがより「強い色」なのかをまず確認し、もし同じ色ならば「数字」が大きい方が勝者として、中央のお豆カードを獲得します。お豆カードには、プラスの得点が記された豆とマイナスの得点が記された芋虫の2種類があります。
最終的な勝敗は獲得したお豆カードの合計点で決まるため、なるべく多くの豆を集めて、マイナスの芋虫はライバルに押し付けあっていきましょう。
手札の割り当ては端からではなく、まだ手札を割り当てていないお豆カードに好きな順番で割り当てることができますが、カードには青/紫/黄/桃の4色があり、もし向かい側に相手のカードがすでに置かれているならば同じ色を出さねばならないという〈色縛り〉ルールがあります。
同じ色を1枚も持っていなければ好きな色を出せますが、もし別々の色を出したなら、勝敗は色の強さ比べによって決まります。
色の強さは、すぐ直前のお豆カードを獲得した人が出した色が「強い色」とみなされるため、異なる2色が出された位置の勝敗は、その手前の勝敗結果によって判定されるのです。
もちろん、その手前も別々の色であればさらにその手前の結果に左右され、またその結果も手前の影響を受ける…というように、最終的な勝敗が連鎖的に判定される仕組みがこのゲームの特徴です。
この連鎖を踏まえて、より多くの得点を集めるためにはどこにどの順番で手札の割り当てをするべきか、慎重に検討していきましょう。
勝敗の連鎖において、判定の開始地点であるヘタのすぐ隣の勝敗が鍵となります。
このヘタのすぐ隣だけは、色や数字に関係なく、先にその場所に手札を割り当てた人の色を「より強い」とみなします。「ヘタ」カードを先に割り当てた側に移動させて、どちらが先だったのかを記録しておきましょう。
先に置くだけで勝ちやすくなるのであれば、真っ先に手札を割り当てたほうが有利に思えますが、その位置にいつもプラス点のお豆カードがあるとも限りません。お豆カードの並びや手札の割り当ての途中経過からその後の展開を見極めることがとても重要です。
連鎖的に勝敗が決まることを念頭に勝ちどころを見極めるべく、先の先のさらにその先を読むような計画性が求められる奥深さが魅力のゲームです。しっかりとした戦略の組み立てが求められる歯応えのあるゲームではありますが、繰り返し遊ぶことで、ポイントになる局面をうまくおさえたり、ライバルの手札状況を踏まえて勝負をかけたりと、さらに高度な駆け引きを楽しめるようになるはずです。
比較的短時間でじっくり遊べる大人向けとしておすすめのゲームです。
『ピーズ(PEAS)』は、小粒ながら新しく挑戦的なゲーム性が光る日本発の作品を世界に広めることを目指して立ち上げた、「MAMÉ WASABI(マメワサビ)」ブランドのゲームです。
海外でも楽しんでもらえるように日本語、英語併記のパッケージで、説明書も日/英をそれぞれ1部ずつ同梱しています。
購入すると、この評価に応じた
報酬が執筆者に発生します。